開発再開!
今回は Website Explorer のユーザーインターフェースについて書く予定でしたが、事態が急展開しました。Website Explorer の開発が再開し、最新版 Ver.0.9.9.22 β54 を公開する運びとなったのです。約2年ぶりのバージョンアップになります。
Website Explorer の開発専用機が昨年3月に動かなくなり、修理に依頼しても復旧は困難と言われました。データはバックアップしてあったものの、コンパイラがこのマシンでないとうまく動かないため(ゆえに専用機)、開発継続を断念せざるを得なかったのです。
開発終了とは言っても窓の杜や Vector でダウンロードは可能で、使用にも支障ありませんでした。ところがその後、「起動直後の画面の問題(解決済み)」で報告したような問題が明らかとなったのです。いくら Website Explorer の機能自体に影響はないといっても、起動時に怪しげなサイトの画面が出ると、セキュリティの面で少し不安を感じてしまいます。
これはバグではなく、最新版をチェックするという有用な機能であったはずのものが、事態の推移によって思わぬ結果を招いたのです。このブログを立ち上げたのも、こうした状況に対処するためでした。ブログだけあっても人に知られなければ意味が無いので、作者の Twitter アカウントも開設しました。
非常に苦しい状態にあった4月末、Website Explorer の開発専用機が修復できるかもしれないということを知り、祈る思いで修理に出しました。大型連休を挟んだため日数はかかったものの、見事に息を吹き返して専用機が戻ってきたのです。
ただちに問題の個所を修正し、いくつかの修正も加えて最新版 Ver.0.9.9.22 β54 を完成しました。起動直後に出るドメインジャッカーの悪趣味な404画面は完全に駆除され、元のきれいさっぱりとした起動画面に戻りました。
起動時のメイン画面の回復以外では、
- 最後に探査を実行した登録済みサイトデータ、すなわち自動バックアップデータを起動時のメイン画面だけでなく「復元」ボタン横のドロップダウンメニューからも呼び出せるようにした
- 存在しない Web ページを解析しようとしてアベンドした後、次の起動時に自動バックアップデータを読み込もうとすると途中でフリーズする問題の修正
- 設定ダイアログのスタートアドレスに新しいURLを入れてOKでダイアログを閉じても、メイン画面のスタートアドレスにそのURLが反映しない問題の修正
今後も可能な限りバージョンアップしていきたいと思っています。